まずは先週のエンタの分析から。
ラストの犬井ヒロシを含め、計11組出演。
あるあるネタが6組(エンドロールの犬井ヒロシを入れると7組)。
コントが2組。
漫談系が1組。
ピン芸人は8組。
音楽ネタは、あるある探検隊のレギュラーを含めて4組。
今回はあるあるネタが特に顕著な回でした。
頭から半ば30分位まではあるあるネタのオンパレードでした。
今回は陣内さんも出ていましたが、
珍しくコントにエキストラとして女性を三人も使ってました。
別にマイムでも済んだ話やと思うのですが、
なぜわざわざエキストラを使ったんでしょうね。
疑問です。
あと、初登場で、
2人組みでオカマ言葉であるあるネタをやるコンビが出てました。
もうホンマにあるあるネタはうんざりです。
特に摩邪と小梅太夫は、
あるあるネタとはほど遠い位のないないネタになってしまっているのですが、
小梅太夫はCDが結構売れているらしいです。
しかも会場の反応を見ていると、そう悪くはない。
実際女性にはかなり受けている…というか人気があるようです。
この辺りは、純粋に芸の質がどうこうというもの以外に、
人気の秘密がありそうです。
確かにあるあるネタ+音楽性という鉄則の通りにはなっているけれど、
あのネタの質では普通に考えればとっくに消えていてもおかしくないわけですからね。
でもこればっかりは正直なぜ売れてるのかわからないです。
ごめんなさい。
ただ一つ言えるのは、女性特有の心理が働いているのではないかという事です。
もしこれが分かれば、
普通の道とは違った方向から売れる手立ても見つかるかも知れません。
さて、今回はアンジャッシュについて書きたいと思います。
ご存知ない方のために簡単に説明すると、
男の2人組で、コント専門です。
内容は、最初は同じ話題について話しているのですが、
ふとしたきっかけから、お互いが別々の事柄について話しているのに、
その事に気付かず同じ事について話していると思ったまま、
ズレた会話が繰り広げられていくというパターンです。
これには予め別録りしてあるモノローグが各所に入ります。
これはとても革新的なコントです。
とは言え、この手法自体は古くからあります。
ダイラケさん辺りだったか記憶はあやふやなんですが、
確かスキヤキとスキーを聞き違えたまま話していくネタがあったように思います。
現在でも、漫才ではたまに用いられているのではないでしょうか。
しかしこのコンビが革新的だったのは、
その取り違えで、それなりに尺のある丸々一本のネタにしてしまった所です。
これは思いつきそうで意外と今まで誰もやってなかったんですね。
しかもモノローグを別録りしている所がミソです。
あれがもし、その場で普通に独白してたら、
芝居になっちゃうんですね。
それをあえて別録りにしてスピーカーから流す事によって、
「演劇」ではなく「演芸」寄りの雰囲気に仕立て上げているのです。
あれを考えた人はすごいです。
いずれはコントの分類とかもやってみたいですが、
とんでもない分量になりそうですね…。
ところで、
先日面白いコンビを見つけたので、来週ライブに行ってこようかと思います。
あと、「落下女」のDVDを借りてきたので、また記事を書きたいと思います。
何だかこの所、最近のお笑い事情についての話が多いですが、
放浪芸の方にももう少し力を入れたいと思っています。
まずは「のぞきからくり」をマスターする事が目標です!
今はそのための資金作りをしようと思っております。
ではまた来週。