万歳からのぞきからくりまで 狂言師が実演する放浪芸

問答

問答には色々とありますが、まだ原稿を準備中のため、
とりあえず一番典型的な短いなぞかけ問答を書いておきます。

「いろはの”ろ”の字とかけますと」

「あげましょう」

「朝の露と解く」

「その心は?」

「葉の上にある」

「では、その”は”の字と掛けまして」

「あげましょう」

「金魚売りの弁当箱」

「解いた心は?」

「荷の上にある」

「次はその”に”と掛けまして」

と、いう具合に続いていくわけです。