万歳からのぞきからくりまで 狂言師が実演する放浪芸

2006 5/6 エンタの分析

最近のお笑いの傾向を見るには、エンタが一番いいのではないかと思ってます。
そこで、今日はエンタの出演者を分析してみました。

全11組プラス、ラストのスタッフロール用の歌系芸人1人。
そして、この11組中なんとピン芸人が6人。
コント3組、漫才1組、漫談1組。

今日初めて統計をとったんですが、エンタではピン芸人の採用率が高いのでしょうか。何となくエンタではコントが多いってイメージがあったんですが…。
そしてこの6人のピン芸人のうち、あるあるネタの芸人が4人。
4/11ですね。やはりあるあるネタは根強いです。
だいたひかるは一応カウントしましたが、あるあると漫談半々ですね。
しかし小梅太夫と摩邪は、あるあるとしてもはや成立してないと思います。

今回の中では、漫才があったのが意外でした。
コアというコンビですが、
最初2人とも、不良が着るような学ラン着てしゃがみこんでたから、
てっきりコントだと思いました。
そしたらそれは登場の時だけで、
実際にはコント部分すら一切無い正統派な漫才でした。
しゃべくりだけの漫才です。

これは僕としてはうれしいですね。
それと同時に、よく考えてるな、と思いましたね。
たしかに一応制服なんで、そのキャラではあるんですが、
あれは結局正統派の漫才を今の客に見せるための方法論かなって思うんです。

ある意味ピン芸人が多いという事は、
色物が多いという事を意味します。
それが実際に数字を取ってるって事は、世の中がそれを求めていると言える。
では正統派の漫才を、その客に受け入れ易くするにはどうすればいいか。
その答えの一つが、色物の要素を取り入れるという事なのでしょう。
もっと色々なネタを見てみたい、と思えるコンビでした。

さて、もう一つ分析してみました。
それは、ネタの中の音楽的要素。
全11組中音楽的要素の入っているのは4組(だいたひかる含む)。
ラストのスタッフロール用を含めると、
全12組中5組。

そして音楽的要素のある芸の方が、
一気に成り上がる傾向があります。
もちろん、一発屋で終わる可能性も高いですが。
これはおそらくインパクトとか爆発力とかの問題でしょう。
つまり、笑いの瞬発力で言えば昔「こん松・せんべい」というコンビのせんべいさんがこんな事を言ってました。その人は笑福亭仁扇さんの弟子らしいんですが、落語ではなく漫才を選んだのは、落語より漫才の方が笑いの瞬発力が大きいからだと。
落語<漫才
の図式は確かに瞬発力で言えばその通りです。
それに音楽的要素を加えると、確かにインパクトは非常に大きいと言えるでしょう。
キャラクターのインパクト+音楽性+あるあるネタ
これが現時点で売れる近道だと言えるでしょう。
長続きするかどうかは別ですが。

でも本当は、音楽的要素というのは、
音楽的要素のない芸にも関係してくるのです。
それは、テンポあるいは間という言葉で表現されます。
それを突き詰めて考えると、上記以外にも売れる方法はあると思うのですが、
この先はそれぞれご想像におまかせしましょう。

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