万歳からのぞきからくりまで 狂言師が実演する放浪芸

人生初!見世物小屋体験

先日(2006/11/4)、ついに以前から行ってみたかった見世物小屋に行って参りました。

花園神社という所なのですが、
すっかり秋祭りといった風情でした。
場所は新宿のど真ん中。
子供の頃は近所の神社の祭には必ず出かけましたが、
東京の人はこういう所に子供の頃から行くんでしょうか。
でもさすがにすごい屋台の数です。

色々と旨そうなものもあり、
居酒屋的な屋台も多数あり。
僕も座って一杯やりたかったのですが、
東京の祭初心者の俺は混ざる事ができませんでした。
1人で行ったし。

で、そんな中でやっとお目当ての見世物小屋を発見。
呼び込みの人は意外と若かったです。
っていっても相当おばちゃんですけどね。
でもさすがに口上は上手かった。
でも故小沢昭一さんのCDにある、ダミ声のおばちゃんよりは劣りますが(笑)
んで一通り聞いた後場内へ。

内容は、頭が二つある赤子のミイラ、
箱の中から人が出てくる魔術。
鼻から鎖を通して口から出す、その鎖でバケツを持ち上げる。
蛇を食べる。
ろうそくのろうを食べて火を噴く。
こんなところですね。

蛇を食べるのは、若い子がやってました。
割と最近入った子らしくて、これで一安心です。
結構かわいい子でしたよ。
これでおハルさん(でしたっけ?)も安心して引退できますね。
何せ見世物小屋はここが世界で最後の一つ。
しかし後継者がなかなかできない。
そんな中、若い子が入ってくるのは非常に喜ばしい事です。

印象的だったのがお客さんの食いつき様。
蛇とか、みんなさわらせて、さわらせてって言ってましたから。
俺は怖くて触りませんでしたが(笑)
若い人が多かったけど、みんなすごく楽しんでたみたいです。
これ、大阪やったらどんなリアクションになるんやろ…。

正直演芸自体は大した事はないです。
見世物小屋ですから当たり前ですけどね。
蛇は丸ごと食べるともったいないから一口ほど(笑)
ろうそくはおそらく低温ろうそくでしょう。
箱から人が出てくるのは完全なネタですし。
でもこれを、きちんとお金を取れる見せ方をするわけです。
あ、あと客の誘導が絶妙でしたね。
基本的には出入り自由で中はエンドレスでやってるわけです。
そんな中、徐々に客を出口の方に誘導して入れ替える、
あれはさすがですね。

非常に良いものを見ました。
撮影は禁止なので、今回は写真はナシです。

で、帰りも夜店を見ながらふらふらと歩き、
帰り道にいかやき。
そんな縁日。

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