万歳からのぞきからくりまで 狂言師が実演する放浪芸

芸人の栄枯盛衰

今年の夏ごろ、つぶやきシローを久々に見ました。
つぶやきシローがブレイクしていたのは、僕がちょうど高校生の頃、
その頃関テレの深夜枠で、「爆笑Booイング(表記に自信ないです)」という番組をやっていて、5週ぐらい勝ち抜いてました。

ちょうどその頃、僕の高校の非常勤講師で演芸評論家の相羽秋夫さんがその番組の構成作家をなさっていて、番組観覧にも行かせていだきました。
で、生でつぶやきさんを見たんですが、やっぱり面白かったですよ。
ただ、面白いながらもこのネタは考えるのが相当大変そうやなーとか、
そのうちネタ切れするんちゃうか?とか思いましたけど。

まぁそれはさておき、先頃久々にテレビでネタをやってたんですが、
そこそこウケてたように思います。
まぁ、あるあるネタの本家…とまでは言いませんが、
一時代を築いた人ですからね。

それで思い出したのですが、
あの人が消えていったのは、ネタが面白くなくなったと言うよりはむしろ、
つぶやかなくなった、
つまり本ネタをやらなくなった事が原因だったように思います。

基本的にはそれは悪い事ではなくて、
今バラエティで芯を取ってるお笑いコンビの多くは、
もう本ネタなんてやりません。
ダウンタウンにしろ、ナイティナインにしろ。

つぶやきシローも、人気の加減からして、
ちょうど次のステップとしてつぶやかない事を求められた。
しかし残念ながら、それに応える事ができなかった。
そんな感じだったのかな、と思います。
芸能界では、
やっぱり自分ではどうにもならない力が働くものです。

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