万歳からのぞきからくりまで 狂言師が実演する放浪芸

ごきげんようの話

これも笑っていいともに負けず劣らず長寿番組ですね。
有名すぎて裏話ってほどでもないですが、知らない方のために。

まず、ごきげんようの前は結構番組がコロコロ変わってたんですよ。
僕が子供の頃の話ですが、
いただきます→ごちそうさま→ごきげんよう
って流れだったように思います。
司会はずっと小堺さんなんですが、番組の内容はサイコロトークではなくて、
視聴者からのハガキを中心に番組を作ってたような気がします。
その後、現在のようなサイコロトークへと移り変わって行くわけです。

そのサイコロトークですが、
初期の頃は生放送で、笑っていいともと同じスタジオを使っていました。
そう、同じスタジオです!
という事は、いいともが終わるとすぐに、スタッフが総出でセットを組替えるわけです!
だからたまにセットの組替えが間に合ってなくて、
本番始まってもスタッフが作業してる時もありました。
今考えると、よくそんな事を毎日やってたなと思います。その後スタジオは別になるのですが、
生放送は少なくとも90年台ぐらい前までやってたと思います。
ガチです。

しかし今は録画です。とは言え、みんなうまく話していると思いませんか?
タネをばらしてしまうと、今は基本的に1人1本の話で、3回出演なので、3本話を用意します。
で、話の内容はある程度事前にわかります。
でも事前にわかっても、5つ(1つは当たり目なので)も話用意するのって大変では?
て思いますよね。
でも5つのテーマをよ~く見てください。例えば、
「忘れられない話」「びっくりした話」「こんな事はもういやだ」
これって実は1つ話を用意しておけば済むと思いませんか?
なぜなら、この3つのテーマは全てイコールで結ぶ事ができるからです。
何とサイコロの目にはこういうカラクリがあったんですね。
だからたまに、出た目とビミョーにはずれてる話をする人がいるでしょ?(笑)

これも昔は全然別のテーマが並んでたと記憶してます。これをゲストがホンマにアドリブでやるわけですから面白かったですよー。
しかも当時は、回せるだけ回そうって感じで、
僕が覚えてるので最高は4周か5周してました。
確か榎本加奈子さんが出てた回とかでは、回りすぎてホンマにネタ切れしてました(笑)
でもそれがいかにもナマって感じでよかったんですけどね。
その分出演者にとってはめちゃめちゃ大変なわけで、今は出演者に非常にやさしい番組作りになっています。
おかげで、トークが苦手な人でもゲストに呼べるようになったというのが、唯一のメリットかも知れませんね。