秋田万歳の特徴
太夫と才蔵の唄がユニゾンではなく、双方違う歌詞の2部合唱になっている。
それでいてすぐれたハーモニーをなしている。
故小沢昭一のCDに収録されているものを聴くと、たしかに2人とも別々の詞章を言っていて、あるタイミングでピタリと同じ言葉を言っている。このパターンは他に唯一、大和万歳に見られる。
また、同CDには「一人秋田万歳」も収録されている。これは一人の老人が、全ての詞章を言い、しかも鼓の音を口で出している。
明治23年頃には60人程度の万歳師がいたらしい。
秋田万歳は、表六番が家建て・経文・神力・峰入り・お国・双六で、裏六番が扇・お江戸・門跡・吉原・桜・名寄りの計十二番。
秋田万歳の今
現在は「秋田万歳クラブ」によって、保存・継承されている。
また、故小沢昭一の「日本の放浪芸」
にも収録されている。
アラゲホンジという音楽グループが、秋田万歳を元にした「平成秋田萬歳」という曲を演奏している。
ユーチューブの映像→https://www.youtube.com/watch?v=e4g3Spxvolk