万歳からのぞきからくりまで 狂言師が実演する放浪芸

物売り

物売り色々

いとこい師匠の漫才のネタにも物売りの名作がありますが、現在は随分と少なくなりました。
今現在も見る事ができるのは、豆腐屋、竿竹、焼き芋…ぐらいでしょうか。

しかし昔は色々とあったようで、金魚やおでん、飴、傘、その他食べ物日用品様々な物売りが町中を売り歩いていたようです。さらに古いところでは、狂言に酢や薑、昆布売りなども登場します。

今は何でも簡単に手に入る時代になったので、自然と廃れていったという事でしょうか。調べてみると、色々と物売りを研究されているサイトも多いようです。

飴売りの詞章

さぁさ お客さんのご贔屓でまた売れた
人気だ人気だ評判だ 今度新発明の衛生糖
所は岡山松林堂 大阪出張販売店はこの店じゃ
どんどんと買いなされ 買い遅れのないように
色が変われば 味わいも変わります
まず最初に挙げますのが備前の名産水密糖
紀州じゃ有田のべっぴんくんが 朝から晩まで絞りの手拭い頬かんむりで
絞り上げたるみかん入り 台湾のバナナ入り
青森県ではりんご入り ソラ豪州名代はぶどう入り
おしまいに挙げますのが 信州松本名産はゴマとハッカの摺り合わせ
ソレまけとけそえとけおまけがどっさり 勉強勉強